第二章 初勤務

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「この野郎…」   図星のようだ。   するとオッサンは突如背広からモンスターズボール(Monsters Ball = 怪物捕獲用球体型兵器)を取り出した。   「殺(や)れッ!怪竜(カイリュウ)ッ!」   ただでさえ満員の狭い車内に怪竜なんか出したら…   「バコンッバリバリ」   怪竜の頭は車内の天井を突き破り、翼が防弾ガラスを突き破った。   「ジジイのくせに立派なモンスター持ちやがって」 女子高生はセーラー服からAX-2000(怪物殺傷可能携帯銃器)を取り出した。   「ドコンッ!」   凄まじい銃声とともに怪竜の息の根は止まった。女子高生は適格に心臓部をブチ抜いたのだ。
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