私の心

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チャイムが鳴った。 キモい先生は、 早々と教室を出て行った。 なんか眠い…。 少しだけ寝よっかなぁ。 ダメだめ。 品格が落ちるし…。 そんなことになったら…… 血の気が引いていくのが分かる。 『有結奈チャン!顔色悪いよ?』 この子は、高校に入ってから仲良くなった子。 緒方 繭帆 [オガタ マホ] 髪は、ショートで茶色い色をしている。 それに、マッチして目がパッチリしててすごく可愛い。 まぁ、あたしの本性知らないんだけどね。 「うん。少し気分が悪くなっちゃった。風邪かな…。」 『風邪?!気をつけてよぉ~。保健室行ってきたら?次の授業…自習だって。』 「うん。少し保健室で横になろっかな。」 『そーしなぁ~。お大事にね。』 繭帆は、本当に心配そうな顔をしている。 相当、顔色が悪かったのかな? あたしは、教室を出た。 .
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