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入学した年の四月に桜の木の下で叶えることが出来たのだろうか…
並木道を歩きながら話した夢を叶えることが出来るだろうか…
いろいろな夢が出ては消え、進む道を迷わせる…
初めて友達にかけた言葉、かけられた言葉は今でもまだ、覚えているだろうか…
そして卒業の年の三月、沢山の思い出と共に友と別れる。
「さよなら」となかなか言い出せない。
もう会えないかも知れない…
言いたくないという気持ちが胸をよぎる。
「すっかり諦めて新しい友達を作るか…」
なんて言ってはいけない…
また会えるじゃないか。
仲良しならば悲しいことも嬉しいことも分かち合えるだろう。
それなら勇気を持って言おう。
「さよなら」ではなく「またな…」と…。
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