プロローグ~前奏は二重人格案内所~

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この学校では一、二位を争う有名人。 色白の肌に、きめ細やかな茶色の髪。さらに小さな顔が特徴的だ。 弱点なんてひとつもないと噂される程の人物。 ただ忘れないで下さい? 人間誰でも 一つぐらい 変わった面がある事をー… 彼女の場合は? 「ね?これを足し忘れてたんだと思うよ」 「そっか!これかぁ…ありがとう伊麻橋さん」 女がようやく出来上がった、会計のプリントを高々と掲げながらお礼を言えば、保志は満面の笑みを見せた。 「どういたしまして。また困った事があったらいつでも呼んでね?」
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