10対1000000000∞

エクステンド

『直也。落ち着けよ。アイツらは¨エクステンド¨って呼ばれてる…』

『エクス…テンド?』

『そうだ。連れて行かれた大人達の…結末だ…』

『冗談だろ?ﾊﾞｲｵﾊｻﾞｰﾄﾞとかの告知イベントだろ。』…と言って思い出した…あの¨生物¨に殺されていく子供達の姿を…。

僕はその場で嗚咽した…

『…お兄…ちゃん』

ふと声が聞こえる…優衣が目を覚ましたのだ。

『お兄ちゃん…私…『言うな!!』
僕は優衣の言葉を遮った。

『優衣…忘れるんだ』僕は優衣の頭を撫でた。

『う…ん』