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「…あたし、何で…」
涙を流しながらとぼとぼと道を歩く
…言っちゃいけない事だって…分かってたのに
もう、戻れない
あたしは直感した
新とは関わっちゃいけない
関わっちゃ…いけないんだ
どうしても彼女から新を…奪うことはできなかった
「あっれ?蘭っ、ら~んちゃん」
コンビニから出てきたらしい、嵐に会った
最悪…
こんな泣いてる時に…
あたしは足早にその場を去ろうとした
「蘭ちゃ~ん?シカト~?」
嵐はしつこくあたしの後ろをついてくる
「ついてっ…来ないで…」
思わず声が震えてしまった
「蘭?」
異変に気付いた嵐はあたしの腕を掴み引き寄せた
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