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「ぁ…ぁりが」
―ペシッ
「イタッ!」
ゴミか何か付いてたのかと思ってお礼言ってたのに額にデコピンされた
「ぷ……騙された」
新はケラケラと屈託の無い笑顔で笑いあたしを見た
「…理由を、聞きたいです」
真剣な表情…誤魔化せないなぁ…
「……あのね、」
「新君…」
あたしと新は声が聞えた方をバッと見た
知ってる…この子は
「……理佳」
新が口を開いた
理佳―…昨日聞いた、彼女の名前
「…何してるの?」
理佳はえらく不安そうに新に話しかける
「ん?ちょっとな…どした?」
あ…優しい笑顔
新のバカ…
今のあたしじゃきつすぎるよ…
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