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涙腺が軽く緩んだ
ヤバい……この場から逃げ出したい
「ちょっと、話してるから…後でな?」
新は理佳を帰そうとした
「昨日の言ったのは本当なの?…この人のことなの?」
理佳は小さく消え入りそうな声で新に必死に問いかける
え?…あたし、何かしたっけ…
そう思った瞬間、新の表情が変わった
「理佳、後で話すから」
理佳はビクッとなり図書室から出ていった
…あたしを軽く睨み付けて
何が何だか分からない
あたしはおろおろしながらその状況を見ていた
「いいの…?彼女」
あたしは小さい声で新に話し始めた
「いいんです……蘭さん、話あるんですけど」
昨日の理由はもう聞かなくていいのかなぁ…何て考えながら、こくりと頷いた
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