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疑いの眼差しを向けると一真は暇だということをあっさり認めて。
……最初から変な言い方しなきゃいいのに
変なの~…
「つか手伝うっていっても…」
「悠紀くんに似合いそうなの一緒に選んで!」
「………はいはい」
こうして、一真を巻き込みながら悠紀くんへのクリスマスプレゼントを選ぶことになった。
―数10分後
「………梓」
「んー?」
「もう5件目なんだけど…」
そう言われてもねー
あたしが苦笑いを浮かべながら一真に振り替えれば。
一真の額にはうっすらと青筋が。
ヤバ…怒る!?
「あと1件っ。この店でなかったら諦めますっ!」
「……しょうがねぇな」
「ありがとーっ一真!!」
あたしは一真に満面の笑みを見せて最後の店に入った。
何かないかなー
悠紀くんに似合いそうな…
あ、
「ね、これ悠紀くんに似合いそうじゃない!?」
あたしが手にとったのはクリーム色に赤のラインが入ったマフラー。
見た瞬間これだってきた。
絶対似合うよね!
ってか悠紀くんのためにあるようなものだしっ
「…まぁ、いいんじゃない?」
「あたし買ってくる!」
ラッピングをキレイにしてもらって受け取ったら。
何か嬉しくなってあたしは明日を想像して微笑んでいた。
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