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ジャージャー
ジャー ジャー
シャワールームでは、優と龍が訓練での汗を流している。
「まったくアキラはやる気あるのかよ!!」
「優、アキラはまだソルジャーになって半年!半年でBクラスまでになったんだ!少しは誉めてやったらどうだ…。今日の訓練だって頑張ってたじゃないかぁ。」
「龍はアキラに甘いんだよ!幼なじみだからってさっ!」
「そんなつもりはないよ…」
「いーや!あるね!龍ってアキラに惚れてんじゃないの~?」
優は気味悪くニヤつき隣でシャワーを浴びる龍に視線を移した。
「何…ニヤニヤしてんだよ…アキラは妹みたいなもんだ!」
ジャーーー
キュッ……
シャワーを終えた龍は腰にタオルを巻き髪を拭きながら着替え室へ…
「それに女はアキラだけだし、誰か一人ぐらい甘えさせる奴がいても良いだろ…男ばっかで茶化される時もあるわけだし…」
優は黙って龍の話を聞く。
「アイツ、もともとおとなしくて俺の後ろばっかついて来るような子でさ、銃握って走り回れるような奴じゃあねぇんだよ。そんなアキラがソルジャーを目指したのはお袋さんの行方不明に関係してんだよ…」
優…訳が分からなく龍に近づき、
「どういうことだよ」
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