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  僕はこの状況を誰にも気付かれないうちに何とかしようと、パジャマを着替え、周りにいつも以上気を使いながら音を立てないように階段を降りた。       お兄ちゃんが起きてこないうちに急いで洗濯しなきゃ‥       そっと扉を開き、脱衣所にある洗濯機にパジャマを放り込み適当に洗剤を入れる。     「何やってんだ…こんな朝っぱらから」     気配すら感じなかったのに、すぐ後ろから声が聞こえ、叫びそうになる口を両手で塞いで勢い良く振り向いた。     「お前、高校生にもなっておねしょか?」     目を丸くして固まってる僕を尻目に洗濯機を覗いて笑っているのは…       僕のお兄ちゃん。       ウルフカットの髪を銀色に染め、僕と本当の兄弟?と疑いたくなるくらい整った顔。   野生的な鋭い目が格好良い入屋 司(つかさ)兄ちゃん。    

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