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弾いた指先から
零れ落ちるメロディーを
君は誰にでも分けてくれる
それは幸せの魔法
君は現代の善い魔法使い
君の口が
紡ぐ呪文の言葉は
聞くだけで楽しくなれる
それはもう僕が
君の魔法にかかった証
都会の夜に
君が降り立った
さぁ今宵は
この街に呪文かけよう
流れるメロディー
幸せの魔法
黒猫の代わりにギターを携えて
今宵もこの街に
魔法使いがやってきた
呪文唱えて
僕らに魔法をかけて
駅の構内で座り込み唄うよ
優しい優しい魔法使い
道行く人が
ふと君の前で立ち止まる
君の魔法にかかったんだろう
幸せそうな顔で
その指先を見つめてる
ついさっきまで
喧嘩していた恋人たちが
いつの間にか寄り添っている
君の呪文のおかげだね
消えかけた火も燃え上がる
都会の夜に
君がいるだけで
もう今宵は
この街は魔法の街に変わる
流れるメロディー
幸せの魔法
箒の代わりに自転車に跨がって
今宵もこの街から
魔法使いは帰っていった
呪文が止んで
僕らの魔法が解けて
また明日もここで唄うよ
優しい優しい魔法使い
いつかあの魔法使いも
ここから去っていくだろう
この街に魔法がかかることも
なくなるだろう
その代わり
君はギターと自転車で
世界中に魔法をかけるだろう
君の呪文は世界を巡り
幸せの魔法はみんなを包む
みんながいつまでも
笑っていられますように
君は優しい優しい魔法使い
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