第二章
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僕たちは生まれたとき、片目をつむっていた。 兄のキリスは右目を。 弟のシリスは左目を。 「なぜ目が開かないんでしょう?」 「メリー、それはきっとこの子が二人で一つだからよ」 「奥様……?」 その時の母さんの顔は寂しそうだったとメリーさんから聞いている。 もしかしたら、その時から母さんは僕たちを捨てるつもりだったのかもしれない。
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