第二章

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  その一年後僕たちは目を開いた。 朝起きると普通に目を開けていたみたいだ。 一年も目をつむっていたせいか、僕たちは閉じていた目の視力はほとんどない。 でも、暗闇だと視力のない方の目がよく見える。 光がない場所でもくっきりと……。 僕たちの片割れにしか言ったことはないから、このことは誰も知らない。  
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