第二章

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  目が見えないことを親戚一同悲しんだそうだ。 でも、母さんは微笑んでいたと言う。 その微笑みはどことなくやつれていて怖いと人々に思わせた。 父さんでさえ怖くて、母さんが壊れたのかと思ったくらいだった。   悲しむより喜んでと言っているような気がした。  
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