第二章

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「この前の返事だけど…。」   私は仁志の背中を見ながら言った。 仁志はゆっくり振り返りこちらを見ている。   「和泉君に告白されて嬉しかった。私も和泉君の事、好きだったから。」 「日高さん…。」 「私、文化祭まで待てない!だからよろしく!」   私は手を差し出した。するとニコッと笑って、仁志は握手してきた。   「こちらこそよろしく!ありがとう!」   そして私達は自転車をおしながら、また歩き出した。   「文化祭、成功させようね!」 「うん!」   さあ、夏休みが始まる。忙しくなりそう!  
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