5753人が本棚に入れています
本棚に追加
母
君にこの声届くなら届いてほしい…
君が死ぬ前
私は君に声をかけ続けた。
泣きながら君に声をかけ続けた…
君の目を見ながら声をかけ続けた…
声をかけ続けていたら君は泣いていなかったのに
君の目から涙が流れた…
そして君は涙を流しながら笑って…
ゆっくり目を閉じた…
君が死んでから
家事や家の事が楽になった。
迷惑をかける子も居ないし楽になった。
でも、なんでだろ?
楽になったから嬉しいはずなのに…
嬉しくない…
もう歳なのかな
最近涙もろくなったよ…
君の事考えただけで泣いてしまう…
毎日君の事を考える。
そして考えるたびに泣いてしまう
こんな泣いてばかりの母親じゃ駄目よね…
君は私が泣いてばかりなのをみたらきっと笑うね
笑われないように母親としてしっかりしないとね
君に声が届くなら伝えたい事がある
君が生まれてくれて本当によかった。
最初のコメントを投稿しよう!