第2章

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  12月になると     町は どこもかしこも クリスマス気分でいっぱいだった       珍しく私は     散歩に行きたい‥‥     って思った       コートを着て マフラーを巻いて 手袋をした     家から出るのは久しぶりだった     『‥‥寒い‥‥』   小さく呟くと 私の口から 白い息がモワっと出た     なんだか   今日は   朝からソワソワしてた     なぜかは分からない     ただ     無性に散歩がしたかった      
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