第2章

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  『お~い!!  こんな所で何やってんだ?』     明るい呼びかけに 私は 少しビクついて振り返った       男の子だった       年は私と同じくらいだろうか     明るい茶髪が 雪の積もった森の中で目立った     焦げ茶色のジャケットに ジーンズを履いている     『あんまり奥に行くと  イノシシがいるんだぞ~    罠もたくさん  仕掛けてあるし‥‥』     彼は喋りながら 私に近づいてきた       綺麗な目をしてた    
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