0人が本棚に入れています
本棚に追加
学校に潜入した涼はある不可解なことを思いついた。
(なんで、警報も鳴らないんだ!?)
この学校は私立なだけあってセキュリティは万全な筈だった。
『誰かがこんなことをしたのか………』
その時!
『カチャ…ガキーーン!!』
涼は驚き、音のした方へ駆け寄った。涼は愕然とした。
鍵が壊されている。しかも、鍵が…掛かったまま。
『やられた!!』
だが、涼は冷静に考えた。
『そうだ、まだ入り口は2つある!』
涼は残りの2つを調べた。だが、やはり結果は同じだった。……だが、涼は諦めなかった。
『まだ、窓がある!』
そう思い、窓を見た瞬間!
『!!』
涼は背筋が凍りついた。初めて、本当の恐怖を知った。
なんと、血塗られた手形が窓を覆い尽くしていた。
『ウ、ウアァァーーーー!』
恐怖のあまり、涼は叫んでいた。と、その時、涼は背後に何者かの気配を感じた。恐る恐る振り向くと……
制服を着た女が立っていた。涼は女の顔を見た瞬間嘔吐しそうになった。
顔が………グチャグチャに潰れている。肌も青白く、この世のものとは思えない。
………この世のものではない?……まさか!
その時、女が微かに口を開いた。女の口からは衝撃的な言葉が飛び出した。
『許さない……おまえはここで…………死ぬ!』
最初のコメントを投稿しよう!