1488人が本棚に入れています
本棚に追加
射撃訓練が終わって、皐月とのシミュレーターの調整についての簡単な打ち合わせも済み、更衣室で着替えていた時の事である。
いつぞやのように、仕切りの向こうから首を出して、真鶸が話しかけてきた。
顔を赤くし、真鶸は明日は暇かと護に問いかけた。
護が正直に暇だと答えると、真鶸は喜びを顔に浮かべて、明日付き合ってくれないかと言う。
断る義理は無いので、即座に了承。
すると真鶸は満面の笑みを浮かべ、約束だからね、と言い残して、更衣室を出ていった。
それが昨日の顛末だ。
何がそこまで嬉しいのか、護にはよく分からなかった。
最初のコメントを投稿しよう!