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自分も随分と得体の知れない部隊に転属になったものだと思う。強化猟兵――聞いたこともない言葉だ。
『ま、元気でな』
『無茶すんじゃねえぞオイ』
『食あたりに気をつけなよ?』
別に感傷に浸るつもりはないが、輸送機の狭くて無機質でかすかに油臭い機内では、なぜか前の部隊の先輩たちのお別れの言葉が脳裏をよぎる。
――ボウズ。
中隊で最年少だったから、いつもそう呼ばれていた。
こうして遠く離ればなれになって、ようやく彼らに自分がどう思われていたか分かった気がする。
できればもっと早く気づきたかったが、もう遅かった。
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