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後ろから物凄い音がして振り返ると、教室の入り口に息を荒げた佑人が立っていた。
思いっ切り開けたであろうドアは少し歪んでいる…
さっきまで騒がしかった教室内が一瞬静まり返り、また騒がしくなった。
「ひどいよマサッッ俺を置いてくなんてッッ!!しかも楽しげにイオ(大希)と話してるしッッ!!この浮気ものぉッッ」
ちょっといじけながら叫ぶ佑人。
『はぁ…ユウ朝から五月蝿いよー』
「いや、もー昼になるから」
俺の発言にタイミング良くツッコミを入れる大希。
『大希はいちいち細か過ぎるっしょ。俺が起きてから4時間いないは朝なのー』
「なんだそれ…‥」
「つか俺の存在軽く忘れられてるッッ!!もーマサもイオも嫌いだぁぁぁッ!!」
存在を忘れられ、佑人がまた大声で叫んだ。
───ガンッ───
「五月蝿いよ…殺されたいの??」
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