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名前を呼ばれて振り返ると、黒髪で中途半端な長さの髪、泣き黒子が特徴的な男が立っていた。
『…せ‥つ……‥??』
南條 雪(ナンジョウ セツ)
無駄に明るく、誰とでもすぐに打ち解けるタイプ。機嫌が悪いと物に当たるのが玉に瑕。
「おぉ、やっぱ雅やん。久しぶりやなぁvv」
そう言って雪はニッコリと笑いながら近寄ってきた。
『久しぶりってもんぢゃないでしょー。一年の冬から学校来ないしさー。何で進級出来たのかが不思議だし...』
そう、コイツは一年の冬から不登校。なのに二年に進級してた。
「俺を誰だと思っとるん。そないなコト、裏でちょーッと操作すりゃ簡単なんよvvv」
あぁ、そうだ...雪は金持ちの息子だった...
『良いよね...金持ちは...』
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