転機

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君を忘れかけていた。もう僕は君を欲してはいない。そう思っていた。だが君から電話があった。突然の事で僕は事態を把握出来なかった。君からよりを戻そうとの話だった。僕は返事をためらった。嬉しいはずなのに…僕は君との時間より君を失ったあとの時間がこわかった。僕は断る決意はあったのに…どうしても言えなかった。結局言えないままで時は過ぎた。君との沈黙がただただほろ苦い。二人は無言のまま夜の闇にのまれていった…
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