転機

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まだ悩んでいた。自分の出した答えに疑問を抱いていた。考える余地はあった。だが考える気になれなかった。考えるとまた君を忘れられなくなるのではないかと。怖かった。あの孤独感をまた味わうのかとおもうと。遅かった…君の事ばかり考えていた。気付くと涙が頬を伝っていきこぼれ落ちた。僕は君を求めていた。君という麻薬が僕の体を駆け巡る。ただ君を求め続ける。僕はどうしようもない脱力感にかられた。そこで気付くんだ。まだ君が好きなんだなってさ…悔しかった…忘れられたのにさ…
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