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学校についても、大山大樹は私の手を放さない。同じクラスなのかな?と思いながら私は大山大樹について行った。
自分のクラスに入ると、女の子の黄色い悲鳴が聞こえる。
「たいきくーん」
私はムッとしながら、大山大樹の手を握り締めた。すると、
「じゃあ、俺は自分のクラス行くね」
そう言うと、最後に私をギュッと抱き締めて行ってしまった。
女の子たちがギャーギャーとうるさい。
「あきら、おはよう」
友人の朝倉佳乃(あさくらよしの)と三澤遥(みさわはるか)だ。
「おはよう」
「朝からお熱いことで」
と佳乃が言う。
「大樹は幼なじみって言ってたの誰だったかなー?」
と遥。
「ちょ、うるさい!」
「年下の彼氏ってアッチの方どうなの?」
遥がニヤニヤしながら聞く。
「あらあら、はるか、昨日彼氏出来たばかりなのにヤってるわけないじゃない」
「だよなー、てか、あきらはまだ処女だもんな!」
「う、うるさい!…てか、たいきって年下だったんだ…」
「おい!おまえとうとうボケたか!」
「はるか、この子はいつもボケてるわよ」
「だったな…」
私はあまりの言われようにムッとしていると、
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