5人が本棚に入れています
本棚に追加
/135ページ
ナーフ大陸。
“エーテルワールド”と言われる、天国と地獄の狭間の世界にある大陸である。
南北に縦に伸びた大陸は太古、“聖獣”と呼ばれる超高度文明を繁栄させた種族が支配していたが、度重なる戦乱に最高神“マファル”によって滅ぼされてしまう。その後この世に生まれた種族が人間であった。
古来より人やエルフ、魔族の大陸として歩んできたナーフ大陸。しかしマファルが望む平和は一向に訪れることはなかった。
大陸の腰とも呼ばれる中央大陸をあばれやまが貫き南北を分断している。北はあばれやまから連なるデスロード山脈による寒冷な気候、南はあばれやまの熱により一年中過ごしやすく、四季がある大平原である。
南には中央に位置する大国
マートラ帝国
東海岸一帯を支配する
マーファ聖教国
そのマーファより分離独立した東南の小国
エリス王国
あばれやま付近は
カサビアンカ王国
賢王が支配する中央大陸西岸の国
シャウナ国
最南部の
フィラニス共和国
北は北大陸南地方を支配する
ヤマト民国
北大陸の三分の二を支配する大国
バージル帝国
デスロード山脈を挟んだ西岸の小国
ウルス公国
前世紀では大陸の覇権を争う南北の二雄マートラとバージルの世界大戦危機を乗り越え、一応の終息に落ち着く。それを教訓に大陸の安寧をもたらす国家レベルの結託の結集、ナーフ連合の発足や新大陸発見により大陸は不況脱却の道を進み始めたかに見えていたが…
話はナーフ連合発足から二十年後から始まる。冒険家が活躍した、
“大冒険時代”へ!
最初のコメントを投稿しよう!