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青い空…
白い雲…
そして―――
「「海だあっ!!」」
「やっとついたー☆」
「つっても30分だけどなあ」
私達の家は結構下流の方にあって、車で30分程で海についた。
「柚輝君っ♪車出してくれてありがとねっ☆」
腕にしがみつき離れよとしない朱梨を苦笑いで見つめる柚輝君。
柚輝君は千尋君のイトコで高校三年生。
千尋君もなんだけど二人はすっごくお金持ち。
柚輝君は自分の車も持ってるし………
「夢羽はどんな水着を買ったの?」
「秘密だよー☆じゃ、私朱梨と着替えてくるねっ♪」
最近気付いた事なんだけど、千尋君は私と二人きりになるととても甘えてくる。
でも二人きりじゃないと、甘えて来なくて爽やかオーラを放つ美少年に……
つまり私以外の人の前では仮面をかぶってるって事だ。
私の前にだけ素の顔見せてくれている。
なんだか彼女って感じがしてとっても嬉しいっ☆
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