七福神

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時代劇に出て来るような、古い町。あたりは、光に満ちたセピア色に包まれている。 僕は、町の住人。なんの違和感もなく。ただ、人の流れに身を任せて、眩しい光を両手で遮りながら、ひたすら歩く。 突然、雷の轟音が近づいてくる。その音が僕に向かって、ゆっくり、ゆっくりと近づいてくる。僕はなんの躊躇いもなく、音に誘われていくように、無邪気に走った。
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