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自分にとっての光は、光司さんであって欲しいとそう望む程に… だがそんな想いなど叶う筈など無い… 光司は奏にとっての光なのだから… そう思う度に蒼也の心は軋んだ 蒼也は胸元をぎゅっと握り締め眉間にシワを寄せる 「いっそ月の神の様に深い闇にこの想いごと沈んでしまえれば楽なのかもしれない…」 そう口にし、自傷ぎみに笑ったのだった
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