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そう言いながら癖の無い黒く艶のある髪を掻き上げると、再度溜め息を吐いた ふと、その時蒼也はある言葉を思い出す 『その病は…月の神の呪いなんだ…』 三年前、この病がきっかけで知り合った高峰光司の言葉だった 「…呪い…か………」
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