16歳夏:太陽

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あれは暑い日だった ミキは病院に行く電車を待ってた 駅のホームはショウを思い出す… またミキ…ショウを思い出してる… 何で忘れれないの… 何で… ミキはパニックになった 頭の中はショウでいっぱいで… 今すぐショウに会いたい… 何度もそお思った… その時大阪行きの新幹線が目に入った… ミキは何をするでもなくただ新幹線へと近付いた 乗ればショウと会った大阪に行ける… そお思ったンだ… いつになったら忘れれるンだろ…? 新幹線を見つめながらショウのことを思った 発車ベルが鳴り出した ミキはそれでも新幹線から離れなかった… ただ懐かしくて… あの頃を思い出してた その時ミキの後ろで誰かが叫んだンだ これがミキを少し救い出してくれる始まりだった
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