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貴方のことを思い出す時
真っ先に浮かんだのは優しい笑顔だった
光の、輝いた笑顔。
天使を思わせる、金色の髪
私達が悪を倒したその時に
貴方は連れて行かれてしまった
月の光も差さない
あの場所へ
悪魔(ﾅｶﾏ)にも
人(ﾃｷ)にも裏切られた
悲しい、悲しい存在
私達は違う、人も悪魔もない
『大切な仲間(ﾄﾓﾀﾞﾁ)』
尾があるだけ
目が違うだけ
『一番に汚いのは人だった』
ごめん、ごめんなさい
私達は、もう裏切らない
この腕も、この足も
全てを切り取られたって
私達は、
貴方の処(ｿｺ)に行く
そう決めたんだ。
時代は私達を五人の英雄と語るだろう
私は、そんな未来を望まない
貴方が存在出来ない物語はいらない
私達は、
貴方がここに在ることが出来るなら
『―…喜んで。』
“六人”の反逆者になろう
貴方の最期の笑顔は、天使だった
忌んだ真っ黒な翼
忌んだ輝いた笑顔
伝う涙、動かない翼
大好きな、貴方の笑顔。
残された私達は、
同じ日に同じ場所に旅立った
時代は私達を英雄と語り継ぐ
彼の存在を消して
ならばこの魂を残そう、いつか…
いつか、真実が語られるまで。
―…ずっと、共に。
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