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「雪!ちょっと!!雪ってば!!」
友達の咲智が目を大きく開きながら叫んでる。
「そんなに大声出さなくても聞こえてるよ!何?」
言いたいことはわかってたけど、あえて聞いてみた。
「何?じゃないよ!あんた翔と付き合うことにしたって、これマジで?」
咲智がついさっき渡した、私が書いた手紙を見せながら言ってきた。
「うん…マジだよ」
「マジだよって…。今まで誰かに告られたって絶対OKしなかったのに、なんでいきなり?」
「なんでだろうね。私にもわかんない。ただなんとなく、付き合ってみようかなって思ったんだ。」
そう。
あの時…
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