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「気をつけて行ってきんさいね」
「そんな子供扱いしないでよ」
「だって由希はいつまでたっても子供じゃけんな~」
「そんなことないもん!」
帰省するため、あたしは駅の改札口の前に友達といる。
「あっ!ほら、乗れんくなるよ!」
「やっばぁ!じゃあ、またね」
「うん!ばいばーい」
友達に別れを告げ、新幹線に滑り込んだ。
窓側の席に座り、心臓の早さがおさまるのを待った。
外を見てみると雪が降っている。
新幹線に乗ってるからすごい吹雪みたいに見える。
あたしはただただ
ずっと外を見てる。
雪を見るとあの頃のことを思い出す。
あなたに恋していたあの頃を…
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