四年前…

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アンナが借りていた本を戻して新しい本を手に取りまた席に座った。 アンナが読み始めるとその子はアンナに声をかけた。 「何の本?」 「え…エメラルドっていう本だけど…」 「どうゆう話?」 「神様が宝石を独り占めしちゃうの。それに怒った人達は神様が隠した宝石を探す話」 「ふ~ん…読んだら次俺に貸してよ」 「え…うん」 アンナは再び本を読み始める。 また彼がアンナを呼ぶ。 「君、名前なに?」 「ア…アンナ」 「俺はリウ。転入生なんだ」 どこのクラスか聞きたかったけどアンナに聞く勇気はなかった。
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