風紀委員長様の追憶‡前‡

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「お前……ほんと笑わないよね…………どうして? どうして君は笑うことをしないの?」 まさか、帝の口から発っせられるとは思いもしなかった。 …よく笑うとはいえ、偽りの笑顔しか浮かべない……あの帝から…… そんな思いが後を押し、ふと気がつけば俺の口は、勝手に言葉を紡いでいた。 「面白くも無いのに笑うほうがおかしいだろう…………それに…… 嘘偽りに塗れた笑みしか浮かべん奴よりはマシだと思うが?」 .
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