風紀委員長様の追憶‡前‡

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「……そろそろ帰るか…。」 その音を境に、俺は口を開く気配の見えない帝から視線を外し、自らの鞄へと手をのばそうとした… その時 「…………して…」 消えうせそうな小さな声で、帝は何かを呟いた。 「……帝?」 俺は再び帝に向き直る。 すると帝は先程まであげていた顔を伏せており、俺に表情を見ることは出来なかった。 .
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