風紀委員長様の追憶‡前‡

34/34
前へ
/142ページ
次へ
てっきり、抵抗されるものだと思っていた。 確かに帝は来るもの拒まずらしいが、攻めである以上、この俺を受け入れるとは思いもしなかった。 だが帝は主導権を奪うこともなく、ただ身を委ねるように目を閉じ、俺の服を掴む。 夕日もあと少しで完全に沈もうという頃… 薄暗くなりはじめたこの教室で… この日俺達は、互いを求めるよう何度も口づけを交わした。 .
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

620人が本棚に入れています
本棚に追加