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教室にいるとどうも落ち着かず、俺は昼食を食い終わるとすぐにその場から離れた。
いつも俺がふかしに行くのは、屋上か体育館裏のどちらかだ。
春も終わりをつげ夏が近づいてきた今では、日がまともにあたる屋上より体育館裏のほうが好ましいだろう。
そう考えた俺は、早々に足をそこへと向けた。
そして
あとは角を曲がるだけだという時…
「……ぁ……はぁっ……」
そこからは、誰かの怪しげな声がもれていた。
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