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「ふあぁぁっ!!!!」
しばらく呆然としていると、不意に相手が甲高く大きな叫び声をあげた。
ようやくイかせてもらえたようだ。
どれほどの間いたぶられていたのか、相手はイくと同時に気を失い、その場に崩れ落ちた。
帝はそれを気にするそぶりも見せず、冷めたままの表情で相手を一瞥する。
刹那
「のぞき見なんて……案外趣味悪いね」
「!!!!」
突如振り返った帝と目が合った。
その様子からすると、恐らく最初あたりから気付いていたのだろう……
帝の顔にはあの冷ややかさはもうなく、ニヤリと妖しげな笑みをうかべていた。
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