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ばれているのであれば、もう隠れる必要はない。
俺は視線をはずすことなく帝の元へと足を進めると、悟った事を尋ねようと口を開いた。
だが
「お前「思ってるとおりだよ……」」
帝は何を言われるのかがわかっているかのように、俺の言葉に重ねて答える。
おそらく、他人からそれを言われたくはなかったのだろう……
帝はどこか、辛そうな面持ちを見せていた。
「……場所を変えようか………ｺﾚ……邪魔だしね。
ついて来てくれる？」
話す気はないのかと思ったが、どうやら違うらしい。
帝はそう言って、先程まで相手をされてた奴に一瞬冷たい目をやると、すぐに俺へと視線を戻し、無理矢理に笑いかける。
そんな姿に少し胸が高鳴ったを感じながら、俺は歩き出した帝の後を追った。
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