風紀委員長様の追憶‡後‡

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「……んッ……あぁっ」 俺の自身を中に収め、控えめではあるが帝は甘く喘ぐ。 確かに感じていた。 僅かに潤んだ瞳…… 熱い息遣い…… それら全てが俺を煽った。 先程までは傷一つなかった綺麗な肌には、その白によくはえる赤い痕が浮かぶ。 今だけでもいい…… 今だけでも俺のものだという、印が欲しかった。 そのうち限界も近づき、俺は動きを早める。 「あッ……ひ…づき……緋月ッ」 帝は俺の名を呼び続け、背に回した腕に力を込めた。 「っ帝」 俺はそれに答えるように、帝の唇を自分のそれで塞ぐ。 そうして深く口づけたまま…… 「……あっ……あぁッ!!」 「……ッ……」 俺達は同時に果てた。 .
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