風紀委員長様の追憶‡後‡

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「あぁ……さっき、ちょうどその時の夢を見ていた。 ……そしたら……」 「そしたら?」 帝は軽く首を傾げて聞き返す。 俺はそんな帝の頭に手をやり、引き寄せると…… そのまま唇を奪った。 「欲しくなった」 「……馬鹿」 唇を離すと同時に呟いた俺に、肩に寄り掛かった帝は小さく悪態をつく。 その言葉があの時と少し似ているなと、クスリとほくそ笑むと、帝も同じことを思ったのか、僅かに肩を震わせた。 そんな状態で再び目があえば、今度はどちらとなく、自然に重なる唇。 それもあの時と同じ…… .
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