風紀委員長様の追憶‡後‡

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葵「……で、帝先輩の両親ってどんな方なんですか?」 帝「あ、話戻すんだ? それにしても、随分と色気のない声だったね……」 緋「……」←同じことを思った 葵「うがっ!! ど、どうでもいいでしょうそんなの!! それより質問に答えて下さいよ!」 帝「はぁ……仕方がないねぇ。 まず母は、無口で人見知りが激しくて、他人の前じゃ滅多に笑わない。 でも父や俺にはよく笑いかける、綺麗な人だよ。 それから父は、俺の顔をより男らしくして、背を伸ばして、髪を切ったって感じだね。 凛々しくて真面目そうなわりに、人をおちょくるのを生き甲斐にしてる人だ」 葵「……本当、完璧に遺伝なんですね」 緋「言ったとおりだろう?」 葵「はい💧」 帝「まぁ、葵は会わないほうがいいかもね。 絶対おもちゃにされるだろうから(ニコッ)」 葵「∑∑えぇっ!!」 帝「それじゃあこれくらいで終わろうか」 緋「だな」 葵「あ、本当長々とすみませんでした。 本編のほうも、よろしくお願いしますね(ニコリ)」 [終] .
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