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「もしかして…………嫉妬?(ニヤリ)」
帝は妖艶に笑い、わざとらしく首を傾げた。
そんな帝に緋月は…
「そんな訳がないだろ?
……お前が愛してるのは、俺だけだからな(ニヤッ)」
スッと帝の頬に手をそえ、自信満々に囁く。
そして
「フフッ…たいした自信だねぇ……………………………まぁ…………………そうなんだけどね。」
ギュッ
そう言った帝は、緋月の手に促されるように彼の腕におさまると……
「癒してよ、緋月…………この、退屈でたまらない俺を。
そしてお前だけは、俺だけを見て……俺だけを思って……俺だけを…………愛して……」
緋月にしか見せない顔をみせるのだった。
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