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「ねぇ、どこ行こっか?(ニコッ)」
帰り道、梓は始終楽しそうに満面の笑みを浮かべていた。
しかし
「……………。」
日向は一言も発せず、ジッと梓を見つめていた。
「……日向、どうかした?」
そんな日向を不思議に思った梓が、コテンと首を傾けると…
「っ//////
取り敢えず、一旦家で着替えて昼飯でも食べにいくか?」
日向は一瞬ハッとして頬を少し赤らめたが、すぐに何時もの顔に戻り抑揚のない声で言葉を返した。
日向は、知らず知らずの間に梓に見とれていたのである。
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