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確かに、私服であると梓は、女の子と間違われることも不思議ではなかった。
そして
「……………。」
「………が、日向!!」
「っ!!!!」
日向はボーッと横目でそんな彼等を見てたが、梓の自分を呼ぶ声にハッとし、梓に照準を合わせた。
「さっきからボーッとして、どうかしたの?」
「……いや………悪い。」
心配そうに首をかしげるのを見る限り、梓には周りの声は聞こえてはいないようであった。
「?」
「フッ…それより、何にするか決めたのか?」
「あっ、うん(ニコッ)
えっとねぇ……………。」
日向はなおも不思議そうな顔をした梓に軽く微笑むと、視線をメニューへと戻すのだった。
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