風紀委員長様の追憶‡前‡

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すると 「「「「…………」」」」 皆その時の帝の凄まじく黒いオーラを感じたのか、体育館内は一瞬でシンッと静まり返る。 そして帝は満足したのか、何事もなかったかのように話を続けた。 「今まで海外にいたものだから、高校からの編入ってことになってるわけなんだけど……あとはまぁ、あんまり細々と説明するのも面倒臭いんだよね」 あまりに適当な帝に、皆の反応は様々だ。 だが先程のこともあり、口を開く…いや、開けるものは誰もいなかった。 そうして 「……だから、俺が理事長となった上での1番の注意事項だけ言っておくよ。」 体育館内のすべての視線を集めた帝は、これまでで1番真剣な顔を浮かべた。 .
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